KSプロジェクト「みなかみスタディツアー」3日目
2024.08.30
8月28日、みなかみスタディツアーも3日目に突入しました。天気が心配でしたが、幸運にも雨は降らず、充実した内容となりました!
【自然コース】
自然コースは赤沢スキー場の今後の活用について引き続き話し合います。そこに、芝高校の1年生が合流してくださいました!
芝高校生に自分たちで考えた赤沢スキー場の活用の提案を聞いてもらい、その後現地調査を行いました。
最初の顔合わせでは、緊張もありましたが、アイスブレイクを終えると会話も弾んでいました。
芝高校の生徒と合流し、アイスブレイクをする様子。
野外にてPA(プロジェクトアドベンチャー)で行ったアイスブレイクを生徒提案で行っていました。
自分たちの考えた案を芝高校の生徒に提案する様子。
森林で樹木の調査をする様子。
この班は林縁に生える実生の調査を行いました。
この班は森林を早く再生するため、成長の早い陽樹はどの樹かを林縁で調べる様子。
イヌワシやクマタカの森を目指す班は、イヌワシやクマタカの餌となるノウサギがここにいるのかを、スキー場の管理をしている方にインタビューをしました。
調査をふまえて、提案を再検討しました。
野外で芝高校の生徒と真剣に話し合う様子もありました。
海城生と芝高校の生徒で記念撮影。芝高校の皆様、ありがとうございました!
【社会コース】
今日は,同じくみなかみを来訪している芝高校の生徒さんとともに活動し,衰退と再生が同居する水上温泉街の現状と今後のあり方,「よいまちとは何か」について共同で考えます。午前中は班別活動。まちを観察しながら,ここで暮らす方や商店・旅館を営む方の生活場や仕事の場に入り込み,数時間じっくり語り合うフィールドワークを実施。
9班に分かれてのフィールドワークの後は,メンバーを組み替えて互いに拾ってきた声をぶつけ合わせ,一致している点,異なる点などを吟味し,小さなコミュニティにおける合意形成のあり方,難しさなどを体感しました。さらに,再生プロジェクトに関わる温泉街振興会会長や東京大学大学院の方とも意見を交換し,質問の止まらない海城生は,出発時刻ぎりぎりまで延長の座談会も行いました。
帰りはまず上越線で水上駅から後閑駅へ。昨日の路線バスに続き,今日の電車もほぼ貸切状態で都会の夕方の帰宅ラッシュとは大違い。下車した後は特別に福祉タクシーを用意していただいて旅館まで向かいました。車内では運転手さんより高齢社会で活躍する福祉タクシーについての解説を受けると,様々な質問が飛び交いました。社会コースは移動時間もまた学びの場です。
明日は,事前の調査内容,ここで見聞きしたこと,感じたことなどをもとに,お世話になった方々や地域の方々に対して自分たちなりの探究の成果をプレゼンします。夜はその資料作り。自分たちが納得できるものを仕上げようと,たくさんの取材ノートを囲みながら仲間とともに互いに意見をぶつけ合い,作業を進めていました。疲れている中,夜遅くまでご苦労さま。